リールの最大ドラグよりラインの表示の方が強いポンド設定の謎
釣り業界には有名、著名、プロの方々が多くいらっしゃいます🎣
その多くのかたがリールの最大ドラグより強いポンド数のラインという。。。
そもそもドラグって
SHIMANO CUSTOMER CENTER
Q.
最大ドラグ力、実用ドラグ力とは何ですか。
A.[最大ドラグ力の定義 測定基準]
基準ラインを規定量巻き、ドラグを最大限手で締めた状態でラインを引く。
この時にドラグが滑り始めた時点のテンションを最大ドラグ力と呼びます。[実用ドラグ力の定義 測定基準]
HP:SHIMANO カスタマーセンター より
基準ラインを規定量巻き、ドラグを手で締めた状態でラインを引く。
この時に実使用状態で調整が容易にできる範囲での最大張力を実用ドラグ力と呼びます。
https://bit.ly/46tQvis
という意味になります💡
(DAIWAにこういったQ&Aがないことは残念だ。。。)
つまりポンドや最大ドラグの重さの表記はラインが引っ張られる力ということです。
ラインが引っ張られるということは、
魚の重さだったり魚が掛かったあとの引きの強さも含まれているということになります。
ただ、実際にロックショアでヒラマサ狙ってるかたとかは
ソルティガ18000H 最大ドラグ30kg
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XBRAID FULLDRAG X8 8号 120lb(約54kg)
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XBRAID CASTMAN ABSORBER 50号 170lb(約77kg)
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などを使っているわけです💡
30kgしか耐えれないリールになぜ54kgという強いPEを⁉
というか、リールやPEのポンド設定は
魚の重さ?
魚の引きの強さ??
という疑問からいろいろと調べたので備忘録的に残しておきます😊
リールやラインにある重さ(ポンド)の表記の考え方とは
まずラインのパッケージなどでよく見る「〇〇lb」。
ポンド表記なんですが、
1lb=0.4535923kg
になります。
だいたい、1lb=450gで換算されているはずです💡
ブラックバスでいう夢の10lbオーバーとは4.5kg以上ということになりますね!
ではでは、ボクが今メインで使ってるセルテートLT5000D-XHはというと
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最大ドラグ12kgです。
ということは、ポンドに直すと 12kg=26lb 7.287578oz
XBRAID UPGRADEでいうと
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1.2号 25lbくらいがリールの許容範囲内ということになります💡
ですが、これでは12kgの魚は捕れないんです。
(絶対、捕れないとは言い切れませんが。。。)
それはなぜか。
リールの最大ドラグの考え方
リールのドラグ表記は
『◯kgまでの魚は大丈夫ですよ』
という意味です。
でも感覚的にドラグノブを限界まで締め上げると、
最大ドラグよりもキツくできるのではと思っています。
そして、根掛かりとかで竿をバンバン煽って外そうとしたりすると
必要以上にリールに負荷がかかり壊れます。
最大ドラグの許容範囲を超えてメインギアがイカれたりメインシャフトが曲がります。
だからドラグチェッカーとかがあったりするんですね😁
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狙いたい魚がどれくらいの重さなのかを調べて
リールをチョイスしないといけないですね。
もしくは今使っているリールでどれくらいの魚が捕れるのかを
知っておくことが大事です。
ラインのポンド表記の考え方
リールよりももっと注意して考えなければならないのは
ラインの選択だと思います💡
冒頭でも伝えたように
大物を狙っているかたはリールの最大ドラグよりも
大きいポンドのラインを使っているからです。
ラインのポンド表記の考え方は
『魚の引きの強さに耐えれるポンド数』
になります。
「引きの強さなんかわからないじゃないか!」
って思うかもしれません。
そこで、ボクが参考にしているのは
毎回すごく丁寧な説明をしてくれる「松岡豪之のぶら釣り」より
でも伝えられているように、
魚の重さの3倍にあたるポンド数を目安にしています。
でも気を付けなければならないのはPEの先にはリーダーを付けるということです。
結束している部分は必然的に強度は弱くなります。
FGノットで結束した場合、最低でもポンド数の3割減。
つまり70%は最低でも強度は保っているはずです。
ということは、
例えば10kgの魚を釣ろうとしたとき
釣りたい魚の引きの強さ
10kg✕3=30kg
30kg=66lb
ラインの結束強度を踏まえると
66lb÷0.7=94lb
必要なPEの号数
XBRAID FULLDRAG X8 6号 =100lb
という号数が安心領域になります💡
でも魚の種類によっても引く力は違ってきますし、
10kg=22lbなんで数値的には
XBRAID PUGRADEの1号=22lbや1.2号=25lbでも釣れなくはないと思います。
ただ、安心して釣るには6号がいいのではということです。
冒頭にあった最大ドラグ30kgのリールに54kgのPEを巻いているということは
54kg✕0.7=37.8kg
37.8kgの魚を狙っているということになります。
最大ドラグ30kgのリールよりも少しオーバーしていますが、
許容範囲内ということでしょう。
ラインが切れるか切れないかをヒヤヒヤしながらやり取りするよりは
不安材料を少しでも減らしてゆとりを持って魚とやり取りしたほうが
せっかく掛かった魚とやり取りしやすいのではと思います。
魚の重さの目安
「でも魚の長さと重さってよくわからない!」
って思うのでどれくらいの大きさでどれくらいの重さなのかの目安を載せておきます。
シーバスは70~90cmで大体8kgあります👍
ヒラメは大体80cmで5kgくらいですよ!
ブリは90cm前後で6kg
ヒラマサは1mで10kg超え
サワラは最大で115cm、12kgの記録があるようです💡
といった感じです💡
「リールの最大ドラグってなんの数値?」から始まって調べまくった考え方
「魚の引きの重さって魚の重量より大きいはず」とふと思い
釣具屋の店員さんに聞いたことがキッカケでした。
リールの最大ドラグの表記されてる数値は
「魚の重さ」という答えでした。
その後、いろいろなメディアを見ていると
必ずといっていいほどPEのほうが強いポンド数を巻いていることを発見。
ボクの場合、飛距離をなるべく出したいので、
できるだけラインは細くしたい派。
でも大物を釣るかたはみんな太い号数なわけで。
PEはなぜあんなに太い号数を使っているのか疑問になって
いろいろ調べたことをまとめてみました💡
リールの最大ドラグとPEの号数は狙う魚種で決めること
リールの番手によって最大ドラグは変わってきますが、
対象魚が大きい場合、やっぱり大きな番手のリールが必要ということがわかると思います💡
そしてその大きなリールにはやっぱりPEの号数も大きいものを
選んだほうがいいということですね!
ただ、対象魚にあったタックルじゃないと必要以上に大きな番手だと
重いし投げにくいし扱いにくいと思います。
それぞれの釣りたい魚にあったタックルを選ぶことが最善策だと思います👍
今回紹介したタックルをあなたも手にしてみてはいかがでしょうか😁
一覧にして載せておきます。
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